1000円カットのシステムとその内情、そして女性が1000円カットへ来店する場合のアドバイス。

安さとスピードが魅力の1000円カット、貴女はどれだけ内容を知っていますか?

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写真はイメージです。Credit photo : .yelp.com
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料金が1000円という激安の『1000円カット』というお店。
しかし女性の方は、少しばかり抵抗感があるのかもしれません。

 髪をカットしてもらいこの『1000円』という料金はとても安いですね。貴女もこの1000円という低料金に惹かれているのかもしれません。

 但し、安いというだけで判断しては駄目です。もし貴女が「1000円カット」へ行き髪を切ってもらおうと思っているなら少しぐらいは、知識を身につけてから行ったほうがいいかもしれません。

写真はイメージです。Credit photo : theodysseyonline.com

なぜこんなに安いのか?まずは安さの理由を把握しましょう。

写真はイメージです。Credit photo : yelp.com

 昔であれば美容院というものは、そこそこ結構な料金を取るのが普通でした。しかし、今から約10数年前を境に、美容業界にも低料金化が進み美容院の料金は安くなってきました。現在は高料金の美容院ももちろんありますが、低料金の美容院も珍しくはない時代です。1000円カットとはいかなくともカット料金が「2500円から3000円」くらいの美容院であれば結構な数が存在していると思います。

 美容業界も他の業種と同様、とても競争が激しい世界です。貴女も知っているとおり、大手ターミナル駅でなくとも私鉄沿線の小さな駅でも美容院がない街などまずありません。どこへ行っても、どの街(駅)へ行っても100%必ずと言っていいほどあるのが美容院です。

 競争が激化する中、当然他店との差別化というものが必要になってきます。それはサロン内で働いてるスタイリスト(美容師さん)のレベル・技術は言うまでもないですが、他には料金の差別化というものがあります、しかし..確かに..差別化とは言っても当然 ” 安ければいい ” というものではありません。 あまりに高料金では料金的に躊躇してしまうかもしれないですし、逆に安すぎると ” 安かろう・悪かろう ” で敬遠しがちかもしれません。

 しかし ” 安くてもいいサービス ” が提供できればこれに越したことはありません。これこそベストではないでしょうか? でも現実的に考えると美容院でそれを実現するには案外難しいものがあります。それは様々な理由がありますが、これをここで解説していてはあまりに長くなってしまいますので敢えて割愛します。

美容業界の低料金化と共に出現してきた『1000円カット』というお店。

写真はイメージです。Credit photo : timeout.com


美容業界に低料金化が訪れたことは説明しました。それと同時に出現してきたこの『1000円カット』というお店の存在です。1000円カットと一般的美容院は同じ美容業とは言っても、根本的に「内容・形態・システム」が異なります。 美容院という形態として考えてみると、あくまで基本的には同じです。 しかしその内容は大きく異なるということです。同じ業種でここまで形態が異なるのも珍しいのではないでしょうか?  
つまりは低料金サービスの美容院システムを
” 更に極限まで突き詰めた ” のが「1000円カットのお店」なのです。

 私は今、1000円カットは、通常の美容院とは形態がまったく違うと書きました。それでは具体的にどのように違うのでしょう。

1.多くの1000円カットのお店は、入口付近に設置してある『券売機』で最初に料金を支払います(券売機がないお店もあります)

2.ドライヤーはあるにはありますが、基本的にはほとんど使いません。

3.カットを終えた後は、掃除機のような機械で、毛を吸い取ります。

4.カットをする際、髪を濡らすこともほとんどありません、場合によってはあるかもしれませんが基本的に乾いたままでカットします。水スプレーなどを置いてある場合もありますが、まず使いません。

5.シャンプー台などはありません。当然シャンプーなどの施術などは含まれません。

6.肩や首のマッサージなどはありません。するわけがありません。

7.これは店によって微妙に違いがあると思いますが、カットタイムはおおよそ10分から長くても15分程度です。男性の超ベリーショートスタイル、あるいは5厘や坊主頭であれば2、3分で終わる場合もあります。

8.カウンセリングに余計な時間をかけることはありません。

9.お客様と余計な会話は ” あまり ” しようとはしません。会話をしてしまうとどうしても手が遅くなってしまうからです。

 大体これくらいでしょうか。ここまで見ても一般の美容院とは大きく内容が異なることが分かるはずです。客単価が激安の1000円である以上、余計なことは極限まで「削り・排除」するというのが1000円カットの経営方針なのです。 つまり、一般の美容院でも乾いた状態のままでカットすることはそれほど珍しくはないかもしれませんが、1000円カットに至っては態々濡らしてカットするなど本末転倒なことなのです。

券売機にしても ” いちいちフロントなどで受け付けなどしていたら無駄な時間を作ってしまいますし、なにしろ作業効率が落ちます。また1000円カットというお店は ” あくまでも髪をカットする ” のみがお客様に対しての「技術提供」なので、カットした後のスタイリングなどは含まれてはいません。だからドライヤーなど使う必要がないということです。カットした毛を掃除機で吸い取るだけで充分ということです。シャンプー台がないのも同じ意味です。

 カットタイムに関しては、もう言うまでもないでしょう、客単価が安いので生産性と回転率がものを言う商売ですので、施術時間そのものを短縮することは不可欠になります。

 「カウンセリングに時間を余計な時間をかけない」というのも同じ理由です、こんなところにご丁寧に時間をかけていたんでは生産性を上げることはできません。「お客様と余計な会話はしない」というのもこれと同じ意味です。

 これらのことから分かるように、なぜここまで「安いのか、安くできるのか..」というよりも、1000円という安い料金に見合った最低限のサービスのみ提供している、あるいは極限まで技術やサービス、時間効率などをスリム化して商売を行っていると言ったほうがいいでしょうか。

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1000カットの客層 

写真はイメージです。Credit photo : http://pressmenshairsalonorangecounty.com/

 1000円カットに来店するお客様は、ほとんどが男性客です。稀に女性の方も来店してきますが、ほんのごく一部です。そして男性とは言っても、基本的には髪の短い男性が圧倒的過半数を占めます。今風の若いイケメンがしているような髪型の方などまず来ません。ほとんどが短髪、それも坊主・モヒカン・スポーツ刈・五厘などなど…普通のショートカットの男性客も来ますが、前述したように今時の髪型のショートスタイルの方はほとんど来ません。極端に言うと ” 今時珍しい、ショートでありながら裾を刈り上げ ” という髪型の方、あるいはごく平凡なショートスタイルの方が多いです。

 つまり、1000円という安いなりの技術・サービスが、自分の髪型が影響しないと思われる髪型の人ばかりです。これはどういうことかと言うと、例えばスポーツ刈りの男性、カット5000円の店に行っても、1000カットでカットしても仕上がりに変わりはありません。 後は..例えば五厘の男性、これはもう美容院に行ったらまず断られます。通常一般の美容院では五厘にカットなどできないですから、これは技術的に出来ないというのではありません。

美容院は坊主頭をカットするときは、バリカンを使用しますが、美容院で使っているバリカンはほとんど先端にアタッチメントを装着するタイプのバリカンです、このアタッチメントは色々な長さにカットできるアタッチメントがありますが、基本的にその切れる最短の長さは「3ミリ」までです。つまり美容院では「3ミリ」より短い坊主頭はカットすることができないのです。基本的に..です。 やるとするならばこれはもう鋏を使用して頭全体を坊主頭にカットするしか方法がありません。やろうと思えばできないことはないですが、相当面倒ですし、時間がかかります、そしてなにより ” 超面倒 ” です。それも2ミリくらいまでなら何とかなるかもしれませんが、1ミリとなると完全に不可能です、またそもそも使っているバリカンそのものが違いますから… だからほとんどの美容院ではお客様から「2ミリ、1ミリ」などでオーダーされた場合、「それはウチではできません」ということになります。

 だからそのような髪の長さの方の選択肢は、床屋さん、あるいは「1000カット」ということに必然的になってしまうということです。床屋さんでもそれなりに料金がかかりますし、どこでやっても仕上がりが同じなら一番安い「1000円カット」ということになるわけです。結果、1000カットには超短い髪のお客様が集まってくることになります。

1000カットのお店に「女性である貴女」が行く場合、その注意点。

 ここまでの説明からも「1000円カット」というお店は、決して女性が行くべき場所ではないということが分かったはずです。しかし、貴女が「自分はとにかく髪をカットしてもらえばいい、仕上がり具合などあまり気にしない、それよりも生活費を少しでも切り詰めたいから、いくらでも安いほうがいい」
こうお考えであれば、それはまったく話は別ですし1000円カットでもOKだと思います。

 もしそうではなくて、1000円という安さだけに惹かれて、あるいは美容師さんと余計な会話をしたくないとかいう理由で「1000円カット」への来店を考えているのであればいくつか注意が必要です。

まず以下のような事柄があります。

1.貴女がショートであっても、セミロングあっても、ロングであっても、一般美容室と同様の仕上がりを期待するのはまず辞めたほうがいいです。

  なぜなら彼ら・彼女らは、相手が男性であっても、女性であってもほぼ同じ感覚でカットします。その意味は女でも男のように扱うという意味ではありません。 私は先ほど、1000カットというお店は、技術にしても極力余計な技術を排除してカットすると言いました。 前述した男性客の特色からも分かるように、1000円カットに訪れる男性客の大半は「余計な技術を排除」されても「充分あるいはそれなりに様になってしまう髪型」の人達です。更に言うなら、市販されているバリカンを買ってきて、自宅で自分の頭をバリカンで刈ることだって充分可能なわけです。

Credit photo : http://getbeauty.jp

 それに反して女性の髪型の場合は、中々そうはいかないと思います。女性でほぼ坊主頭に近いような髪型の方はまずいないと思いますし、例えショートスタイルでも極限まで限りなく無駄を省いた、基本ラインのみのカットで様になってしまうということはまず考えられないからです。

女性の髪型というもは、ショートでも何でも、基本ラインに加えて様々な細かいカット技術を施して、はじめて自然な質感を出したり、自然な流れ、自然な軽さが出てくるものであり、結果自然でまともなヘススタイルが出来るものです。


1000円カットでされてしまう最大の悲劇、スキバサミブツ切りカット。

  しかし、これらを「1000カット」で求めるのは、あまりに無謀です。彼ら・彼女がそのような面倒なことをすわけないですし、まずやろうとはしません。 例えば、貴女の髪型がセミロングあるいはロングの場合、試しに1000円カットへ行って「全体的に結構軽さを出してください」とオーダーしてみてください。 それは絶対とは言いませんが、かなりの高い確率で髪の根元部分から、横一直線にスキバサミを入れられ ” バツッ!” とやられます。 更には根元に限らず、中間から毛先部分も同じように、スキバサミで真横に ” バツバツ..バツッ!” とやられます、そして軽く作業はこれで終わりです。

 私から言わせると、髪の根元付近にスキバサミを入れるなどまったくもって邪道であり、こんなカットをするのは「アホな美容師」です。 根元近くにスキバサミを入れるのはもう論外ですが、中間から毛先に関しても、自然なカットラインにするには、スキバサミを使用した後に「ストロークカットやスライドカット」を用いて、スキバサミでブツ切りになった部分を自然なカットラインにしていく必要があります。しかし、残念ながら1000カットの美容師さんでここまでやる人など皆無です。 こんなこと1000円カットでやってくれるわけがありません(因みに私はやっていましたが(笑))

 但し、これは彼ら・彼女らが出来ないという意味ではありません。その理由は散々説明したとおりです。出来るけども敢えてやらない、やる必要性がないということです。

2.掃除機で髪の毛を吸い取られることに、貴女は抵抗感ないですか?

 説明したとおり、1000カットではカット後に掃除機で髪の毛を吸い取ります。掃除機とは言っても一般家庭で使っている掃除機ではありませんよ。でもほとんど同じようなものです。1000円カットに訪れる大半の男性は短髪ですから、それほどこの掃除機(バキューム)で吸い取られることに抵抗感はないようですが、私が言いたのはプライド高き女性の貴女が、これに耐えられますか?というこです。
やってもらえば分かりますが、あの感触はほどんど人間扱いしてないというか、もう自分を物として扱われているような気分になるはずです。
以上のように、女性が1000円カットへ髪をカットしてもらいに行くということは、結構な覚悟が必要です。でも、行くも行かないも、もちろん貴女の自由です。上記の内容をしっかりと頭に自覚してから1000円カットに挑むことをお勧めします。 
そうでないとお客様である貴女は、お客様でありながら ” チャレンジャー ” になってしまう可能性があります。最低限「被害者」だけにはならないようにしてください。

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